映画『1917』を観る前に最低限知っておきたいこと

1917 命をかけた伝令がついに日本でも公開されました。
日本のメディアでも全編ワンカット撮影!*1と宣伝しており、公開前から結構話題になっていました。
- 撮影賞
- 録音賞
- 視覚効果賞
と素晴らしい成績を残してくれました。
今回は、1917を観に行く前に、最低限知って欲しいことを紹介します。
何故、知っておく必要があるのか?

今作はストーリーもそうだし、話の展開もシンプルです。
主人公が、第二小隊の進撃を中止する伝令を伝えに戦場を縦断したある一日の物語
この内容で2時間以上の縦断シーンをワンカット風で進むので
ある程度知識がないと、映画が楽しめないんですよね...
なので、最低限知っていればこの映画は100倍楽しくなる事間違いない。
第一次世界大戦(西部戦線)
この1917は第一次世界大戦のイギリス軍に
焦点を当てています。
と言う事は、西部戦線でのドイツ軍vsフランス・イギリス軍の話の作品と言うわけです。

西部戦線とはこんな感じで
ドイツとフランスの国境沿いに、できた戦線の事を言います。
そして、なんと言っても西部戦線は塹壕戦がメインとなるため、第一次世界大戦は長期化しいくことになります。
塹壕ってなに?って人はこの動画の1:00辺りを観て下さい。
黄色の矢印のようにドイツ軍は進行したことで
永世中立国のベルギーにも侵入し、イギリス軍もこの戦争に参加することになります。
ちなみに

ドイツ軍vsロシア軍の場合は東部戦線の話になります。
ですので、ドイツ軍はこの時代2つの場所で、戦争をしていたことになるんですよね...

第一次世界大戦を少し勉強すると
ビスマルクさんの偉大さが改めてわかる
ビスマルク外交のスキのなさったら、脱帽です。
大量破壊兵器の導入
第一次世界大戦が今までの戦争と大きく変わった点が大量破壊兵器の導入です。
この時代に実戦配備された兵器は
これだけの兵器が戦場に投入された結果
1,600万人以上の死者を出す史上最悪の戦争に
なってしまいました。
特に1.2.3は無煙火薬の発明によって
銃の速射速度が飛躍的に向上し
沢山の死者を出す結果となりました。
また、腕時計の開発によって、各小隊による
一斉爆撃や、奇襲攻撃などの戦術の幅が広がったのも要因に挙げられます。
今作の1917でも
- 大勢の死体
- 野砲着弾後のくぼみ
- 狙撃兵に注意と書かれた看板
- 毒ガスに注意しろと言うセリフ
が随所に出てきます。
この原因はこの兵器の導入によるものなんだなと理解して観るとより映画を楽しめると思いますよ。
ノー・マンズ・ランド

今回、ノー・マンズ・ランドという単語が度々出てきます。
これは、先ほど挙げた塹壕戦により歩兵が塹壕で待機する事になり
そして、大量破壊兵器の導入で戦場に人が立ち入れなくなった地帯のことを指します。
簡単に言えば、塹壕と塹壕の間の部分がノー・マンズ・ランドという事です。
ここには、大量の死体、野砲の着弾で出来た大量のくぼみ、有刺鉄線しかない異質な世界となってます。
この第一次世界大戦で出来たノー・マンズ・ランドの跡地は今でも人が住める状態ではなく、大量の不発弾と毒ガスによって汚染された状態になっています。
当時の手紙でノー・マンズ・ランドの事を
(無人地帯は)病に冒された樹のように穴ぼこだらけで、ガン患者の息の臭いがする。雪が降ればそこは月面、無秩序で、クレーターだらけで、住めるはずもなく、恐ろしい、狂気のすみか。
ウィルフレッド・オーエン
今作でも、ノー・マンズ・ランドが嫌って程出てくるので
人が作った狂気のすみかが観たい方は是非!
この映画を観ればより楽しめる
アカデミー賞を取るような映画なので
この映画単体で観ても、十二分に楽しめると思いますが
もっと深く楽しみたい人は、この2本を観てから
1917を観てみて下さい。
1.西部戦線異状なし

言わずと知れた名作
第一次世界大戦をドイツ側の目線から
描いた作品となってます。
今作の1917でも、ドイツ側の塹壕が出てくるので
この西部戦線異状なしを観てから
1917を観れば、より深く映画を楽しめると思います。
ちなみに...
youtubeで無料で観れます笑
『西部戦線異状なし』で検索すれば最初に出てきます。
2.彼らは生きていた

2018年の作品ですが、日本では絶賛上映中です。
指輪物語でお馴染みのピーター・ジャクソン監督のドキュメンタリー作品
過去の映像を全てカラーにして、音声を追加して作った映画
1917ではイギリス軍のMarkⅣ戦車が1台しか出てきませんがこっちでは4台行軍する映像が入っているのでそれだけでアガリマス!
最後に
映画『1917』おすすめです!!